西武打線ガラリ!チーム打率.276でOP戦2位浮上 実績豊富な外様コーチ2人が脱貧打の光明に
ひょっとしたらひょっとするーーそんな期待を抱きたくなる西武の変貌ぶりではある。
リーグ最下位に沈んだ昨年は、143試合で91敗を喫する大惨敗。チーム打率は、12球団ワーストの.212と貧打の前に「超」がつき、5月には松井稼頭央監督が休養に追い込まれた。
それでいて大きな補強はなく、極貧打線は手つかずのまま。嫌でも長期低迷がチラつく中、21日のDeNA戦に2-0で勝利し、7勝3敗2分けでオープン戦2位に浮上したのだ。
「チーム打率.276は阪神に次ぐ2位で、昨年とは打って変わって少なくともヒットは出るようになった。西口二軍監督を一軍監督に昇格させ、鳥越ヘッドコーチ、仁志野手チーフ兼打撃コーチを招聘。実績豊富なこの外様2コーチの存在がもちろん大きい。鬼軍曹役の鳥越ヘッドが厳しく練習メニューを見直し、理論派の仁志チーフが選手個々に合わせてきめ細かく技術指導。貧打克服に光が差し込んでいる」(球団OB)
当初は、その鳥越、仁志コーチと1歳下の西口監督との関係を心配する声もあった。