巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真
昨季は菅野と2度目の最優秀バッテリー賞を受賞
小林は昨季、15勝を挙げた菅野の専属捕手だった。その相棒がメジャーへ移籍してしまったため、キャンプから二軍で“失業”状態だった。さるチーム関係者によれば、「誠司のベテランを生かすリードはやっぱり捨てがたい。衰え知らずの強肩も阿部監督は評価しているし、田中将の登板時に捕手を務める可能性もある」と言った。
復活を果たした菅野は昨季、開幕から24試合連続で先発バッテリーを組んだ同学年の盟友について、「僕にとっては誠司の存在が大きくて、僕のことを知り尽くしている。うまくいかないこともあったが、この1年、ここまで引っ張ってもらって感謝」と語れば、リーグ優勝後の手記でも「(24年は)キャッチャーが同い年の(小林)誠司に代わり、新鮮な感覚で投げられた。試合前のブルペンが終わってグータッチをする時に『今日も楽しんでいこう』というのが2人の合言葉みたいになっていた」と存在の大きさを吐露していた。
その小林は昨年、菅野と2度目の最優秀バッテリー賞を受賞。前出のチーム関係者がこう言う。
「菅野とはプロ11年間、144試合で先発バッテリーを組んで76勝、勝率.679。なにがなんでも田中将を復活させたい阿部監督の頭の中には、『小林の再婚相手』として田中将とのバッテリーがあるはずです」
久保巡回投手コーチの「魔改造」に続き、指揮官は小林を相棒に据える「菅野復活ロード」を田中将に歩ませる狙いのようだ。
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ところで、阿部監督はどうして田中将大に対して早々に「ローテ当確」を出したのか。球速は140キロ少々しか出ず、全盛期とはかけはなれているにもかかわらずだ。その「本当の理由」とはいったい何か。いま、巨人で何が起きているのかーー。
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