梅原敦プロキャディー
1974年4月生まれ。京都府向日市出身。98年「つるやオープン」から藤田寛之とコンビを組み、15年間専属キャディーとして14勝を挙げ、2012年賞金王、海外メジャーも経験。14年からフリーになり、森田理香子、一ノ瀬優希、成田美寿々、李知姫、塚田陽亮プロとのコンビでも優勝。22年は菅沼菜々のバッグも担ぐ。キャディーとして通算22勝。軽自動車のキャンピングカーで男女ツアーを転戦中。NSインターナショナル所属。
藤田寛之さんを大逆転した伊沢利光さんはホールアウト後のトイレで何と言ったか
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藤田さんは1打リードで435ヤードの最終18番を迎えました。ピン位置は手前35ヤード右5ヤード。飛距離に勝る伊沢さんの第2打はピンそば3メートルのバーディーチャンスにつけます。藤田さんもピン左8メートルにオン。このバーディーパットを沈めれば完全優勝です。
しかし、無情にもあとひと転がり足りず、天を仰ぎます。直後に五十嵐さんと伊沢さんが次々にバーディーパットを沈め、勝負は18番でのプレーオフへ持ち越されました。
1ホール目の第1打。伊沢さんはドライバーをスプーンに持ち替え、得意のフェードボールでフェアウエーをキープ。第2打はピン左4メートルに乗せます。
藤田さんは1打目を左ラフへ曲げ、2打目も右林に入れ万事休す。五十嵐さんも2打目がグリーンに届かず、勝利の女神は伊沢さんにほほ笑みました。
試合後も僕は負けた気がしませんでした。だって、藤田さんは71ホール目まで首位にいて、伊沢さんは初日116位。そこからの大まくりで、71ホール目の第1打で完全OBのチーピンが出たらフェアウエーに戻ってくるなんてないですよ。
