国内男子下部ツアーの「厳しい現実」…カートを動かすリモコン操作も選手が行う
試合は水・木が予選で、金曜日が決勝。大会の模様はJGTOのYouTubeチャンネルで生配信しています。松上君のバッグは僕の電動カートに積みましたが、他の選手のバッグは乗用カートの後ろに載せ、カートを動かすリモコン操作も選手が行います。ケビンによれば、リモコンを持つのはたいがい最も年下の選手が多いようです。ほとんどの選手はキャディーをつけず、選手自身がバッグからクラブを抜いてボールの所へ向かうため、「他の3人の動きを見ながらカートを動かすのでタイミングが難しい」そうです。リモコンを持たされたらプレーに集中できるのかな、と気になりました。
選手がカートに乗れるのはそのホールが終わって次のホールのティーイングエリアまで。その時、小さなタブレット端末に4人のスコアを打ち込むので、全選手のスコアはほぼリアルタイムでわかります。これも下部ツアーならではでしょう。
女子下部の「ステップ・アップ・ツアー」もキャディーはいません。選手自身がクラブを数本持ってフェアウエーを走り、ピンも自分らで抜きます。ただし、テレビ中継を見るとレギュラーツアーに劣らないほどのギャラリーが入っている大会もあります。