「学術的に『正しい』若い体のつくり方」谷本道哉著

公開日: 更新日:

 年齢にかかわらず老けずに若々しく働きたいと願う中高年にオススメの一冊。著者は「スロートレーニング」などでテレビ・雑誌に引っ張りだこの、近畿大学生物理工学部人間工学科の准教授。今日から始められる筋トレや食事法を具体的に解説している。

 例えば、体を動かす習慣のない人は、いきなり運動を始めてはダメ。丁寧なラジオ体操、反動を使った日常動作、ウオーキングなどで時間をかけて運動慣れしていくことで、キビキビ動けるようになるという。理想の体づくりはそれからだそうだ。

 食事は量ばかりがクローズアップされるが、食べる速度にも注目。体重との相関関係を紹介しつつ、ゆっくり食事するための具体策が書かれているのがうれしい。

(中央公論新社 820円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由