「そこまでやるか! 裏社会ビジネス」丸山佑介著
裏社会ビジネスはあらゆるチャンスに忍び込んでくる。一部の政治家がひどく執着しているカジノは、マネーロンダリングの温床である。マカオでは、中国の権力者が汚職で手に入れた金を、国外持ち出し制限のない香港ドルに替えて持ち出しているという。日本にカジノができれば、裏社会ビジネスはますますボーダーレス化する。2020年東京オリンピックに向けた取り締まり強化の前には、危険ドラッグの投げ売りが予想される。
背筋が寒くなる裏社会ビジネスの実態を描いた一冊。(さくら舎 1400円+税)