「映画・文学・アメリカン」志村正雄著

公開日: 更新日:

 2003年に原作が出版されて世界的なベストセラーとなり、映画化されて評判になった「ダ・ヴィンチ・コード」。イエス・キリストの弟子、マグダラのマリアをめぐる暗号を宗教記号学の教授が解くというストーリーである。彼女はずっと娼婦であるといわれていたが、1969年に教皇がそれを否定した。これにはフェミニズムの時代を経て、女性がそれなりに権力を持っていたことが受け入れられるようになったという背景がある。映画のテロップには「フィクション」とあるが、原作には「事実に基づいている」とされている。

 鶴見大学の映画会で上映された18作を解説した講座の単行本化。(松柏社 2400円+税)



【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる