「ボケる、ボケないは『腸』と『水』で決まる」藤田紘一郎著

公開日: 更新日:

 ボケ予防といえば脳トレが有名だが、脳と腸の関係を研究し続けてきた著者は、まず腸の健康を整えることと、良質の水を飲むことこそが脳の機能維持の近道であると説く。

 動物性脂肪やタンパク質を過剰摂取すると、腸内の悪玉菌が異常繁殖し、活性酸素発生の原因をつくる。活性酸素は老化やがん、そして認知症のリスクも高めるため、腸内環境を整えて発生を抑えることが大切だ。

 さらに、活性酸素の除去に役立つのが、抗酸化作用が高い水素水である。ただし、水素水は価格が高く、開封後すぐに飲み干さなければならないのが難点。そこでおすすめなのがアルカリ性の水だ。ミネラルウオーターにはpH(ペーハー)表示されているので、7.4以上のものを選んで飲むようにしたい。

(朝日新聞出版 720円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由