「シェア」レイチェル・ボッツマンほか著、関美和訳
カーシェアリングや民泊など、日本でも急速に広がりつつあるシェアリングエコノミーの興隆を予見した世界的ベストセラーの新書化。
SNSの登場でかつての共同体や協同組合に代わって、人々がネットを通じて結びつき、グループをつくり、ヒトやモノを介して交流がつくりだされるようになった。こうした動きを協働型消費と名付け、今や時価総額2兆円を超える規模に育った空き部屋仲介サイト「エアビーアンドビー」や、物々交換サイト「スワップ・ドットコム」などさまざまなシェアリングエコノミーの誕生の経緯から、それが利用者や社会に与えた変革などを分析。シェアリングエコノミーの歴史から行く末までを見渡したテキスト。(NHK出版 1000円+税)