「アメリカ歴代大統領の通信簿」八幡和郎著

公開日: 更新日:

 歴代大統領の功績を通信簿化して、米民主主義の歴史と未来を俯瞰する解説書。

 最高評価は、ワシントン(初代)、ポーク(11代)、リンカーン(16代)、セオドア(26代)とフランクリン(32代)の両ルーズベルトの5人。

 ワシントンは、米大統領というポストは、彼という適任者がいたからこそ創始されたというくらい別格的存在だという。普通ならジェファーソン(3代)も最高ランクなのだが、先住民族に対する抑圧政策の立役者だからとBランクに。一方、戦後はすべて低レベルで、中でもブッシュ(子・43代)にいたっては、すべての面で評価すべきことが見当たらないと最低評価。大統領選の仕組みと問題点なども解説したタイムリー本。(祥伝社 700円+税)

【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動