「アマゾンと物流大戦争」角井亮一著

公開日: 更新日:

 経済界に地殻変動を起こしつつあるアマゾンの物流革命の秘密に迫るリポート。

 アマゾンの最大の武器は「ロジスティクス」にあると著者はいう。ロジスティクスとは、需要を予測して物の流れや在庫を管理し、円滑かつ低コストに輸送、物流における最適化を図ること。なぜアマゾンのロジスティクスが脅威なのか。一度強固なロジスティクス網を張り巡らされると、牙城を崩すのが困難だからだ。米国で繰り広げられる同社とウォルマートとの領域を超えた戦いなどを分析しながら、同社のロジスティクス戦略がどこに向かおうとしているのか解き明かす。その上で日本の企業が迎え撃つための差別化戦略を提案する。(NHK出版 740円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が