連日注目を集める小池知事の「劇場政治」に迫る

公開日: 更新日:

「蓮舫VS小池百合子、どうしてこんなに差がついた?」新田哲史著

 新生・民進党の党首に就任しながらも二重国籍問題でつまずいた蓮舫。追及の主力となったのは著者が編集長をつとめる言論サイト「アゴラ」と、その調査をボランティアでつとめる多数のネットユーザー(通称「ネット民」)。

 ともにニュースキャスター出身で自己演出力にもたけた蓮舫と小池知事。ネット炎上で勢いを失った前者に対し、ネット時代でも驚異的なPR力を示すのが小池知事という。本書の特徴はネット世論の動きを仕掛け人たちを通して解読していること。都知事選で有力対抗馬だった増田寛也候補の失墜の裏側など読ませる例も多い。(ワニブックス 880円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  4. 4

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  5. 5

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  1. 6

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  2. 7

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  3. 8

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

  4. 9

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 10

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場