「ハーバードはなぜ日本の『基本』を大事にするのか」佐藤智恵著

公開日: 更新日:

 ハーバード大学経営大学院では、日本企業や日本人リーダーを取り上げた教材が数多く使われているという。同大学院の教員や学生が日本から何を学んでいるのかを取材したビジネステキスト。

 授業は「ケースメソッド」と呼ばれる議論形式で進められる。企業や国のトップを主人公に設定し、抱えている問題、そこにいたる過程(歴史)、現状(財務・組織)などの主人公を取り巻く状況が説明された上で、「この国のトップだったら何をするか」「この企業の経営者だったらどうするか」が議論されるという。「ホンダジェット」や、元大蔵官僚が海外で創業したベンチャー企業「アストロスケール」など、そんな授業の教材となったケースを紹介しながら、日本の企業やリーダーの強みや魅力を再発見する。

(日経BP 850円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に