「オンラインでも好かれる人・信頼される人の話し方」桑野麻衣著
コロナ禍で、テレワークやリモートワークを導入する職場が増えてきた。オンライン作業では日本人が得意な「空気を読むこと」が難しいので、「多くを語らずとも、相手に察してほしい」という気持ちを捨てなくてはいけない。
オンラインの会議や打ち合わせではファシリテーター(進行役)が重要で、著者は「ステップ1一体感のある場作り(発散)」や、「ステップ2ゴールに向かって導く(収束)」という2ステップで進めていくことを勧める。「傍観者」になりがちなメンバーを「参加者」として巻き込み、彼らにゴールを明確に示すことが必要なのだ。ANAやオリエンタルランドで顧客サービスに携わった著者の実践的アドバイス。
(クロスメディア・パブリッシング 1518円)