「見てはいけない!ヤバい会社烈伝」金田信一郎著
「見てはいけない!ヤバい会社烈伝」金田信一郎著
著者は日経新聞などの経済紙・誌で35年間、記事を執筆してきた。将来性のある会社は柔軟でオープンな組織になっているが、日本の会社は明らかに時代に逆行している。
例えば、石油元売り最大手のE社のCEOはホステスに性的暴行を加えて辞任、その翌年には社長が懇親会で女性にセクハラをして解任された。この業界は実質的に2社しか残っていない寡占状態で、会計検査院が交付している補助金の支給に対して、小売価格に反映されていないと指摘している。ほかの会社でも、一流企業出身のトップがセクハラやパワハラをするなど、お寒い状況なのだ。
日本の企業の実態をリポートする。 (東洋経済新報社 1760円)