長男死の翌日も仕事へ…草刈正雄の気丈の裏にある“父親像”
バレンタインデーの14日、23歳の長男が渋谷のマンションから転落死。当初は自殺なども疑われたが、長男は手すりの一部をつかんだ状態で倒れ、また転落した部屋の鍵がかかっていたことなどもあり、警視庁は事故と結論づけたようだ。
草刈は死の翌日もテレビ番組の収録を気丈にこなしたが、悲しみは相当なものだったのだろう。長男が倒れていた路上で涙を流す姿が周辺住民などに目撃されている。
長男がそのマンションを使用していたのは、7階に草刈の個人事務所があるからだ。長男はその個人事務所にときどき泊まり、音楽や絵を制作していた。バンド「ズットズレテルズ」のラッパー“ドカットカット”として活動したり、抽象画を描き美術展で新人賞を受賞するなどしていたという。
草刈には1男2女の3人の子供がいる。長女の紅蘭はポールダンサー兼タレント。派手でぶっとんだトークが話題だ。次女で末っ子の麻有は紅蘭とは対照的なキュートな容姿で、ドラマ「ぴんとこな」(TBS系)などに出演したことがある。
父親を早くに亡くした草刈は、子供たちの育て方がよくわからず、長男と長女が子供の頃は厳しく接したが、反抗期を過ぎると優しくなり溺愛状態に。子供が少し咳をしただけで「救急車呼ぶか?」と心配する。長女が米国留学する際には抱きついて号泣。恋人を紹介されたときには、ショックで家出。長男とのエピソードはあまり知られていないが、自分の名前から一字をとって“雄士”と名付け、大学への進学なども強制せず、好きな音楽やアートの道を歩むことにも理解のあるよき父親だった。