腕の毛を剃り…番組卒業する加山雄三の“サプライズ”に衝撃
【連載コラム 桧山珠美の「あれもこれも言わせて」】
お年寄りが元気だ。
永六輔(82)は長年つとめたラジオのパーソナリティーを9月で降板すると思ったら、月曜夕方への枠移動で現役続行。橋田寿賀子(90)も情報番組の単独取材で引退表明かと報道されたが、ご本人はそれを否定。「まだまだ書きます」と鼻息が荒い。黒柳徹子(82)も26日の「徹子の部屋」の生放送で、しゃべっている最中にCMに入る音楽が流れ、「あっ、コマーシャルですね。私の話なんかどうでもいいってことですね」とチクリ――。
そこで加山雄三(78)である。9月いっぱいで「若大将のゆうゆう散歩」(テレビ朝日)を卒業する。12年5月、「ちい散歩」の後を受けてスタートして3年半。よく続いたものだ。なんといっても、歩くのが嫌いときている。散歩番組にとってこれは致命的だ。
最初こそ張り切って歩いていたが、徐々に歩かなくなり、万歩計の数字が1800歩なんてこともしょっちゅう。今では加山の散歩姿が見られるのは月、火曜のみ。水曜は「夢さんぽ」と題して、加山が夢を追う人を訪ねて応援する企画、木曜は「若大将のゆうゆう料理」と題して、加山が得意料理の腕を振るう企画となり、散歩する気などありゃしない。おまけに、金曜は「若大将のおすすめ散歩」と題した過去の散歩をもう一度見せるいわゆる再放送、って、それはないでしょ。