民放で争奪戦勃発 朝ドラヒロイン高畑充希の“ブランド力”
「あさが来た」の後を受けて4日にスタートしたNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」の滑り出しが好調だ。初回視聴率22.6%を記録、2回目22.2%、3回目20.7%、4回目21.5%(ビデオリサーチ調べ、東京地区)と20%超をキープしている。
主演は高畑充希(24)。生活情報誌「暮しの手帖」の創業者、編集者の大橋鎮子の人生をモチーフにしたストーリーで、今週は子供時代。長女・常子が結核で亡くなる父親(とと)から母親(かか)と2人の妹のため「ととの代わりになってほしい」と頼まれ、約束するまでで、高畑が本格的に出演するのは来週からだ。
ところで、まだドラマが始まったばかりだというのに、“高畑人気”が沸騰しているという。
「ここ数年、朝ドラは好視聴率を維持し、『あさが来た』が21世紀に入って最高平均視聴率の23.5%を記録するに至って朝ドラのヒロインの“価値”が不動のものになりつつある。『あさが来た』の波瑠が13日スタートの『世界一難しい恋』(日本テレビ系)に出演するように、高畑争奪戦が展開され、『とと姉ちゃん』終了後の今秋のドラマの出演、キャスティングがほぼ決まったといわれています」(放送関係者)
「とと姉ちゃん」は遠州が舞台で、とと、かかの呼称が印象的だし、遠州弁独特の語尾の「だに?」「だに!」という言い回しも話題である。
相乗効果で高畑人気がさらにアップする可能性も高い。朝ドラのヒロインは今や“ブランド”といってよさそうだ。