富川「報ステ」初回“古舘超え”でフリーアナ受難の時代
古舘伊知郎(61)から代わった富川悠太(39)の「報道ステーション」(テレビ朝日系)の初回(11日)視聴率が12%(以下、数字はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と上々のスタートだったことが話題になっている。
富川はいうまでもなくテレビ朝日のサラリーマン。一方、フリーの古舘に支払われていたギャラは年間12億円ともいわれている。にもかかわらず、富川は古舘がマークした同時間帯の前4週平均、11.6%をクリアしてしまった。
もちろん、初回放送の“ご祝儀”には違いないだろうが、それにしても関係者から「12億円はムダ金だったのか」という声が起きてもおかしくない。放送ジャーナリストの小田桐誠氏はこう言う。
「久米宏さんの時代の『ニュースステーション』、それに古舘さんの『報道ステーション』と30年かけて、“夜10時のニュースはテレビ朝日”という視聴習慣をつくってきたたまものだと思います。決して富川アナ個人の力でできるものじゃない。じゃ、テレビ朝日はその視聴習慣をつくるために久米さんと古舘さんにいくら払ってきたのか。おそらく数百億円は優に超えるでしょう。まあ、その金額が妥当だったかといわれると、ウーン、判断が分かれるところですね(笑い)」