異彩放つNHKの雑学番組 「チコちゃん」に大人がハマる理由

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 こうした雑学を教えるクイズバラエティーはNHK、民放問わず、昔から数多く存在するが、なぜ「チコちゃん」が“新橋のサラリーマン”のツボを突いたのか。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏はこう分析する。

「ちょっとしか流れませんが、オープニングは『カリキュラマシーン』、エンディングに『がんばれ!ロボコン』のテーマ曲が使われています。現在50代以上の世代が子供の頃に夢中になって見ていた番組のテーマ曲で、それが刺激するのかもしれませんね」

 さらに番組プロデューサーが、元フジテレビの小松純也氏。

「フジのバラエティーの黄金期を築いた1人です。彼はかつて『平成日本のよふけ』という番組で“赤さん”という毒舌の赤ちゃんキャラの声を担当していました。見た目はかわいいのに毒舌というのは、まさに“チコちゃん”のルーツとも言えます。ほかにも、民放では当たり前ですが、出演者によるスタッフいじりもあって、NHKでは珍しいというか、新鮮なのでしょう」(亀井徳明氏)

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