ツアーにこだわり…衣装50着&靴20足を特注コンテナで輸送
「私が布地や雑貨を探し出し、清志郎さんとKブラさんで打ち合わせをします。服地用ばかりでなく、テーブルクロスやカーテン地などを持参すると、『また、こんなの持ってきて!』と言われながらも面白がって仕立ててくれました。スーツやシャツの型を相談し、清志郎さんの決めゼリフ『あとはお任せで!』が出て、その日は終了。ブーツは『SAシューズ』の職人さんが、清志郎さん直筆の細かいデザイン画を正確に再現。ブーツに『ブーツ』って描いた清志郎さんのユーモア感覚を生かす。スーツもブーツもサイコーの技術です」
RCの頃、清志郎は追っかけを避けるため、ライブ終了後に楽屋に戻らず、即、会場を後にしていた。
「濡れた衣装はホテルに戻ってから、清志郎さんの部屋に受け取りに行きます。ある時、いつもは脱ぎ散らかしたままの衣装が、ひとつずつハンガーに干してあってびっくり。『干しといたからね』って、ビール片手に、コンタクトを外した牛乳瓶みたいなメガネ姿でボスが言いました」