タイプの俳優と共演で…樹木希林さんが見せた“乙女の表情”
樹木希林さんに女の子のお孫さんが誕生したのは平成11年、1999年のことだ。この2年前、長女の内田也哉子さんと夫の本木雅弘との間に長男も生まれており、54歳でおばあちゃんになっていた。
数々のドラマやコントでおばあちゃんを演じてきた希林さんだが、現実におばあちゃんとなると、やはりお孫さんがかわいくて仕方ないのだろう。目じりを下げて、いろんな話をしてくれた。
「うちの娘はあんなだけど、旦那さんが本木さんだから、孫娘はかわいいのよね。でもね、かわいい、かわいいって皆に言ってもらえるだろうって聞いたら『うん』って。だから言ってあげたの。あらいいわね、でもそれで特別だなんて思ったら駄目よ。周りの印象なんてすぐ変わる。だから常に周りに優しく、雰囲気を良くして、相当かわいいねって言われるぐらいにしているのよって」
希林さんは晩年、都内の自宅を2世帯住宅にして、ひとり暮らしをしていた。寂しがり屋で、誰かとしゃべるのが好きな人で、アポなしの直撃取材にも「上がりなさい」と玄関のドアを開けてくれた。ご自宅には夫内田裕也の部屋もちゃんとあり、写真が飾られていた。