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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

MCに甘え自分を貫き仕上がった「ずん飯尾」の愛されキャラ

公開日: 更新日:

「タカさんたちが笑ってくれて商品化です!」(飯尾和樹フジテレビ石橋貴明のたいむとんねる」6月10日放送)

 脱力したキャラが人気の「ずん」の飯尾和樹(50)。彼の代名詞のひとつであるギャグに「よろけたついでに由美かおる」がある。実はこれ、「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ)で追い詰められた末に生まれたものだという。

 狩野英孝に投げ飛ばされた後、微妙な空気になってしまうと、石橋貴明から「どうすんの?」というパスが来た。その時に「後輩に投げ飛ばされたついでに由美かおる」と即興で返した。すると、爆笑。それを振り返ったのが今週の言葉だ。

 野球少年だった飯尾は、プロになることを夢見ていたが挫折。公務員も目指したが、いつしか、もともと好きだったお笑いの道に進みたい気持ちが募り、浅井企画の門を叩いた。

 その時、ほぼ同時期に入ったのがウド鈴木だった。ウドは「キャイ~ン」を結成。程なくしてテレビの売れっ子になっていく。そんなキャイ~ンに自分たちの現状を相談しようと食事に誘ったことがあったという。

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