“加藤の乱”鎮圧で吉本完勝も 専属エージェントに潜む火種

公開日: 更新日:

専属エージェント契約に潜む新たな“火種”

 加藤に対しては、ギャラの取り分など契約は一時的によくなったとしても、今度の仕事については、エージェントの胸三寸でどうにでもできてしまうという現実がありそうだ。テレビ局関係者はこう話す。

「決して高視聴率を取っているわけではない『スッキリ』を打ち切りにする話は何度も出ているようです。業界に影響力が大きい吉本に日テレが忖度して、体よく加藤を切ることもできてしまうわけです。吉本にとっては、加藤が吉本を気に入らなければ、『他のエージェントへどうぞ』ということですから」

 芸人だけで6000人の大所帯。「代わりはいくらでもいる」という吉本の基本的な発想が変わってないとすれば、加藤を切って、他の芸人を押し込むことはたやすい。

 闇営業問題に端を発した芸人の造反劇は、“加藤の乱”鎮圧で完全に会社側に軍配。「専属エージェント契約」という新たな“火種”を抱えてはいるのだが。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?