阿部寛vsオダギリジョー“復活ドラマ”対決の勝者はどっち?
「でも、それが視聴率に結び付くかどうか」と、テレビコラムニストの亀井徳明氏は不安要素を挙げる。
「前作のファンが注目していますし、裏に強力な番組もないから、初回はそれなりに数字を取れるでしょう。ただ、前作のヒロインである夏川結衣的な位置づけとなる吉田羊が、ファンにすんなり受け入れられるかどうか。そして、新たな視聴者はアラフィフの恋にワンクール付き合える気分なのか。そう考えると、むしろハードルは高いかもしれません」
復活といえば、第2シーズンから12年ぶりとなるオダギリジョー(43)主演の「時効警察はじめました」(テレビ朝日系金曜23時15分、11日スタート)も注目を集めている。9月29日に放送されたスペシャル版の視聴率は9%台とまずまずで、ネット上での評判も上々のようだ。
この“復活ドラマ対決”について、前出の亀井徳明氏は「そもそも放送時間帯もテイストも違いますし、比較するようなものではありませんが」と前置きして、こう続ける。
「コメディーミステリーの『時効警察』の方がネット民との相性はよく、好結果が予想できます。『時効警察』のメインの監督・脚本は三木聡氏ですが、脚本には、『銀魂』シリーズや『今日から俺は!!』の福田雄一氏も参加。ネット民がハマる要素は多いし、前作を見たことがない若年層も取り込めるのでは」
ただ、どちらにも共通しているのは、主役のキャラが“可愛げのあるイケメンおじさん”。濃い中年バトルの行方は、果たして……。