志村けんが突き詰めた“下ネタ”の清々しさ…PTAを黙らせた
大の女好きであるがゆえ、世のバッシングにもめげず、突き詰め、研鑽された下ネタギャグはいつしか、ちまたであふれる超名物ギャグとなっていった。
あくまで筆者の推測だが、女好きであったが、シャイだったがゆえ、自虐的にしかエロさを持っていくことができなかったのだろう。女性にとっては、エロいけれど面白いおじさんで終わり、なかなか恋愛が成就することはなかった。幸か不幸かその結果、女性にまつわるスキャンダルもほぼ皆無で、男性だけではなく女性からの支持も高く、亡くなった今も老若男女問わず愛され、しのばれている。
(取材・文=ライター・松庭直)