秋元順子さん58歳デビューから「愛のままで…」ヒットまで
自宅に電話をすると「いいよ」という返事。帰宅後、再確認すると「今まで通り仕事も家事もできるなら」でした。でも、それらを続けることは……。若いとはいえ、大変でした。ある日の夕方、「やっぱりやめようか?」と独り言を言うと、そばにいた10歳の娘が「本当にやりたいなら、やってみたら」と。うれしかったですね。
■本場で聴く本場のジャズは魂に響いた
ある時、ハワイアンの大きなパーティーに出演。ある方から「君の声はハワイアンじゃないね」と言われました。そしてジャズの勉強と観光を兼ねてニューヨーク、ニューオーリンズを回るツアーに誘われました。たまたま夫に「これまで頑張ってくれたご褒美に何か」と言われていましたので「時間をください」とお願いしましたら、「何かを掴んでくること。タダで帰ってくるなよ」と、約12日間の旅に出ることを許してくれました。
本場で聴く、本場のジャズは魂に響きました!
これが探していたものだと帰国。しばらくしてライブシーンに出演のお話をいただき、ボイストレーナーの先生を紹介され、ジャズのレッスンとライブハウス出演がスタートしました。