フジ「99人の壁」にBPOがダメ出し 視聴者二の次TV局の末路
フジテレビに、放送倫理・番組向上機構(BPO)がダメ出しだ。クイズ番組「超逆境クイズバトル!!99人の壁」で解答権のないエキストラを参加させていた問題をめぐり、放送倫理検証委員会の委員から「もともと無理があったのではないか」などの意見が出され、放送倫理違反の疑いがあるとして審議入りが決まった。
番組は参加者100人から選出した1人が挑戦者となり、残る99人を「壁」として、クイズ対決していくというものだが、デタラメはこれだけじゃない。フジテレビに関わるある放送作家が言う。
「『99人の壁』は入社間もない新人社員の企画でした。それを上層部が面白いと採用し即ゴーサイン。ところがその直後に発覚したのが、海外のヒット番組『100人の壁』のパクリであること。それで当然、ボツだろうと周囲も見ていたのですが、フジ上層部はタイトルにある100人を『99人』に1人減らして、あたかも自分たちのアイデアであるかのようにスタートさせたのです。パクリを見破れなかった自分たちの責任問題になりかねないとの保身からだともっぱらでした」