著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

芸能記者が野球選手の私生活を追い始めたのは江川卓が最初

公開日: 更新日:

 今や野球選手を筆頭にスポーツ選手のスキャンダルも報じられる時代だが、最初にスポーツ選手の私生活がクローズアップされるようになったのはプロ野球巨人黄金時代の長嶋・王選手の結婚からだった。2人のなれ初めから式まで女性誌も大きく取り上げた。

「王さんの奥さん(故人)は多摩川の練習場に見に行っていて王さんに見初められた」(元野球記者)という話がクローズアップされたことで、にわか野球ファンになる女性が増えていった。

 女性ファンいるところに女性誌あり。選手の私生活を追うようになったが、本格的に芸能記者が参入したのは巨人時代の江川卓だったと思う。入団問題で注目された江川。負のイメージを振り払うように快刀乱麻の活躍をした1年目のシーズンオフ。6歳年上の元日航CAとの結婚発表をしてシーズンオフも渦中の人になった。

 野球記者から芸能記者にバトンタッチされた瞬間だった。当時、男性憧れの的だったCAを大の飛行機嫌いの江川が射止めたことでも話題になった。きっかけはロスに向かう飛行機で震えていた江川にやさしく声を掛けたことで交際に発展したという。ふてぶてしい投球からは想像もできない純愛だったが、関心はお相手。どんな人かと、写真とコメントを求めて新宿区内にあったKさんの実家に連日、報道陣が集まった。大半は芸能記者とワイドショースタッフ。「いったいどうなっているんだ」と球団スタッフも驚く珍現象だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり