「好きが嫌いになったら二度と好きにならないと思うんですけど、嫌いは簡単に好きになる。だからあんまり好かれたくないという気持ちと、でも嫌われたくない」(「太田伯山」=前出)
そんな気持ちで揺れ動いた彼女は、立川談志の「俺はバカに嫌われるんだ」という言葉に救われた(同前)。確かな分析力と嫌われることをいとわない精神力。
「人に取られるような椅子だったら、あっても意味がない」「自分にしか座れない椅子を作ることを考える方が、私は大事」(フジテレビ「ダウンタウンなう」20年5月15日)という彼女の快進撃は、まだまだ止まりそうもない。