いしだ壱成さんが語る「生活保護不正受給疑惑」報道の真相

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「未成年」(TBS系)、「聖者の行進」(同)、「ひとつ屋根の下2」(フジテレビ系)など次々に話題作に出演して一世を風靡した。俳優でマルチタレントのいしだ壱成さんだ。先日、週刊文春が「生活保護不正受給疑惑」を報じて話題になったばかりだが、真相を本人に直撃!

 ◇  ◇  ◇

「生活保護は確かに受給していました。今年4月から8月までの5カ月間で、すでに返上しています。もちろん不正ではありません。この間、仕事や収入はちゃんと福祉事務所に報告していましたし、返上を申し出たら、『生活は大丈夫?』って心配されたほどですから」

■2年前の炎上騒動から極度のうつ状態に

 受給の経緯は?

「原因は、2年ほど前から極度のうつ状態になったことです。特に去年の5月から今年3月ごろまで電話に出られないこともあるほどひどく、仕事どころじゃなかった。妻はラーメン店やスーパーでアルバイトをしていたものの、幼児を抱えてですから収入はそれほど多くありません。3月に貯金も尽きてしまいました」

 葛藤はあった。2012年に大騒ぎになった芸人親族の不正受給疑惑、そして自民党国会議員による生活保護家庭への過剰なバッシングが脳裏をよぎったからだ。

「芸能活動に不利になるんじゃないかって不安は大きかった。2年前のツイッター炎上騒動の時は、1日に2万件以上も非難するリプライが来て精神的にかなり追い詰められたので、それを避けたいって気持ちもありましたし……」

 だが、窮状を見かねた知人が「まずは家族を守ろう。収入が増えたら倍返ししたらいい」と背中を押してくれて踏ん切りがついたという。

「精神的にゆとりもできて、どんどん体調は良くなりました。それで5月から『いっくん&たぁたん らばらばちゃんねる』、6月に『いしだ壱成の一番星』という公式ユーチューブチャンネルを始めたんです」

「いっくん」とは壱成さん、「たぁたん」とは女優でもある妻の飯村貴子さんのことで、2歳になる愛娘のさつきちゃんも登場するアットホームなコンテンツ。一方、「一番星」は10月6日に終了し、新たに「いしだ壱成 BATTLE CRY(バトル クライ)」を20日からスタートさせた。

「仕事のオファーもボチボチ入りだし、徐々に収入も増えてきたので返上したら、9月26日ごろに文春の記者さんが自宅や知人の勤務先に来るようになったんです。取材拒否の理由? 最初から『不正』という結論ありきで、僕の言い分は正確に伝えてくれないように感じたからです」

 近所迷惑を防ぐため、荷物を3日でまとめて引っ越したのが10月1日。“夜逃げ”と誤解されたのでは?

「第三者はそう思うでしょうね。大家さんへの挨拶も引っ越し後でしたから。そこを突かれ、文春さんには『玄関先にはごみが溜まった状態』『不義理を働いたと言われても仕方ない』って書かれてしまいました。でも守るべき家族がいるんです。何かトラブルが生じてからでは手遅れなので、1時間でも早く安全な場所に移りたい、って思うのは不自然でしょうか?」

 賃貸契約は10月末まで。玄関のごみはもちろん、室内清掃をきちんと行う予定だという。

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