著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

張り込みの珍事 矢沢永吉が「悪いけど送ってくれないか」

公開日: 更新日:

 芸能記者にとって張り込みは日常の仕事。成果が出ればいいが、外れもある。結果によって疲労感は雲泥の差となる。

 張り込みは事前のロケハンから始まる。いかに見つかりにくく、周辺に迷惑をかけないかだが、場所や時間によってはアクシデントが起こる。そのひとつが近隣住民からのクレーム。「何時間も路上に車を止めて、中に怪しい男の人がいる」と警察に通報が入る。やがて自転車に乗った警官が来るのが通例だが、時にはパトカーのサイレンを鳴らしてくる。「なにかあったのか」と他人事のように思っていると、それが我々だったりして驚いたこともある。

「ここでなにをしているのですか」と職質が始まる。「張り込みしている」と正直に言うのが基本。変にごまかしてバレた場合、ややこしいことになるからだ。ただし、なんの目的で誰を張り込んでいるかは絶対に言わない。

 事情を聴いて、理解してくれる警官もいれば、退去命令する人もいる。厳密に言えば、天下の公道だ。駐車違反や不法侵入など違法行為がなければ問題はないはずだが、大使館など要人警護付近の張り込みは難しい。それを知ってか、大使館近くに住む芸能人も少なくない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり