著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

マンションの隣の部屋で…木村一八をのぞき穴から張り込み

公開日: 更新日:

 同業者が喧嘩ではシャレにならない。間に入り冷静に話し合いになった。出した結論は、マンションの玄関前を避け両者が前後に車を止めて張り込む形で落ち着いた。後で聞いたところ、我々が先に向かい側のポジションで張り込んでいたため、前に付けるしか策がなかったそうだ。逆の立場だったら同じことを考えていたかもしれない。

 しかし、現場で内輪喧嘩しているようでは、決定的な写真が撮れるはずもない。結局、お互い成果もなく解散した。

 張り込みは車ばかりではない。ビルの屋上を借りて張り込んだこともあれば、道を挟んだ向かい側のアパートに住んでいた学生に頼み、部屋を貸してもらったこともあった。

 隣の部屋というまれなケースもあった。情報源のひとりだった六本木のスナックママから相談を受けた。

「隣の部屋が毎晩のように朝方まで大騒ぎして眠れなくて困っている」

 隣の主は人気絶頂期の頃の横山やすしの長男・木村一八だった。

 こんな話でも「一八の特定の彼女が来るかも」と仕事に結び付けてしまうのが芸能記者の性。「写真を撮って報じる手は」と持ちかけると、助言どころか、仕事に利用してしまったが、意外や、あっさり応じてくれた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり