著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

バブル時代のディスコは芸能人と女性の出会いの場だった

公開日: 更新日:

 文字通りVIPだけに許された部屋。芸能人からスポーツ選手まで来店した。シャンパンなど高級なお酒を飲みながら店が選んだ女性客と思われる人が一緒に飲む。芸能人と女性の出会いの場とも言われ芸能メディアは客として潜入した。

 定点観測したが、ガラス張りでも中の様子を細かく見られるほどの距離ではなかった。はっきりわかったのは当時、関取だった小錦ぐらいだった。

 VIP専用の出入り口があり、誰がお持ち帰りになったかを判断するのは難しかった。また芸能人のデートスポットにもなっていた。

 黒服の教育も行き届き、イケメン揃い。メディアも取り上げたことで「成田兄弟」は伝説の黒服となった。EXILEの元ダンサーで上戸彩の夫・HIROはマハラジャなどディスコで働きながらダンスを学んだといわれている。

■週末のJR田町駅前はボディコン女性であふれかえる

 ブームに少し遅れて芝浦の倉庫跡を利用した「ジュリアナ東京」が誕生したのは1991年のこと。ワンレンの髪。ボディーラインがくっきり出るボディコンは膝上何センチというより股下何センチと表現された。踊るときには羽根つきの扇、“ジュリ扇”で舞うように踊る。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」