ビートたけしが五輪開催にNO 取材者が感じた怒りと絶望感
「Fuck the Olympics」――。国内外から中止論が相次いでいる東京五輪の開催を巡り、こんな刺激的な見出しで報じたのは米ニュースサイト「デイリー・ビースト」(18日)だ。開催強行に疑問を投げかける内容なのだが、注目すべきは、そこに日本を代表するアノ男が登場したことである。
記事では日本が第4波に見舞われ、開催都市の東京に緊急事態宣言が発令されていることや、その延長の可能性について説明。
大会中止の署名を集めた弁護士の宇都宮健児氏や、元暴力団組長でNPO代表を務める竹垣悟氏などから聞き取った開催への反対意見や懐疑論を紹介する中、ナント、「世界のキタノ」ことビートたけしがコメントを寄せているのだ。
記事で〈センシティブな政治問題についてめったに真剣に語らない〉と紹介された上で、次のような懸念を示している。
〈都は大会に500人の医療関係者の派遣を求めている。そうなると、一般患者を治療する医療関係者が足りなくなる〉
〈選手には申し訳ないし、一生懸命やってきたのも分かるけれど、東京五輪は平等で友好的であるはず。(選手だけでなく)あらゆる人の命も大事〉