最新作「テイルズ オブ アライズ」が100万本突破! 過去には大炎上も再評価されたワケ
しかし、このシリーズは20周年の作品として15年1月に発売された「テイルズ オブ ゼスティリア」の炎上が記憶に新しい。いざプレイしてみると前情報で発表されていたヒロインと思われていた人物が、序盤で離脱するだけでなく、全般的に酷い扱いを受けており、それによりストーリーにも齟齬が生まれてしまう結果となり、炎上してしまった。追加シナリオをダウンロードコンテンツで購入させるという方法や、カメラワークや操作性の悪さも炎上の要因となり、Amazonなどのレビューも<シリーズ最低作><もうテイルズシリーズはプレイしない>というコメントが相次ぐ事態にまでなった。
もちろん大人気シリーズが発売されればされるほど、必然的にハードルは上がっていく。過去に出したものと違うものを出していく中で、必然的に「尖らざるを得ない」ことも多いだろうということは、プレイする側ももちろん心得ている。
しかしそのシリーズを愛せば愛すほど、従来の作品が持つ雰囲気やストーリー展開と違えば違うほど、失望してしまうこともまた致し方ない。実際に「ゼスティリア」後に発売された「ベルセリア」は前作よりも10万本売り上げが減少し、新規購入者が10%にも満たない程度だった。