<2>ネタ作りに苦労していたところ立川談志が助け舟を

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 初代の東京ボーイズは旭しげる(後に五郎)、峰さかえ(後に七郎)、菅ひさし(後に六郎)の3人だった。そこに仲八郎が参入する。

仲「僕は昭和46年にシャンバローの邦一郎の弟子になって加わりました。4人だと1人くらい演奏しなくてもわからないからって、ウクレレ持って、弾かずにおしゃべりだけでした。その後、峰さんが抜けて3人になりました」

 それぞれの師匠のシャンバローが柳四郎、岡三郎、邦一郎だったから、五郎、六郎、(七郎が抜けて)八郎になるのもうなずける。

菅「3人になった翌年、落語芸術協会に入ったんだよな」

仲「シャンバローが会員でしたから、当然の流れでした。入会するにあたって協会幹部の師匠連のお宅をシャンバローと一緒に1軒ずつ挨拶に回るんです。最近はそういう慣習はなくなりましたが、当時はそれが当たり前でした。入会したことで寄席に出るようになって、来年で50年になります」

 寄席の色物で半世紀出続けている芸人は数少ない。東京ボーイズはよく受けるので寄席の大きな戦力になった。

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