ストレスを加速させるマニュアル人間の増加…何が足りないのか?
「夫婦漫才」「本日も休診」という大劇場での2つの演出作品が相次いで千秋楽を迎えた。
まだやらなければいけない仕事はあるのだが、どうも心や体が呆けてしまっていて、えいやっという力が入らない。これも老化なのだろうか。耳など確かに遠くなったようだ。
それでなくても最近はなかなか会話が成立しづらいことが多い。これはもう若い頃からなのだが、「なかなか聞いてもらえない問題」というのが昔からの悩みだ。
まず喫茶店やレストランで注文しようとして、ウエーターさんを呼ぶときだ。とにかく気付いてもらえない。普段から職業柄「声が大きい」とよく言われる。だからつい呼び声が小さくなる。これが全く気付いてもらえない。そこで少し声を上げて呼ぶのだが、これもまず聞こえたためしがない。席が近くの人にはすでに「さっきから気付いてもらえない人」ということが気付かれていて、ちょっと恥ずかしいことになっている。結局立ち上がって店員さんを呼びにいくか、大きな声を出す羽目になる。周りの人から振り返られる。これがほぼ毎回起こる。