桝太一アナが選んだ「パラレルワーク」という選択 日テレ退職でも局とウィンウィンの関係に
日本テレビの桝太一アナウンサー(40)が、3月いっぱいで同局を退社し、同志社大学ハリス理化学研究所で専任研究員(助教)を務めるという。「真相報道バンキシャ!」のキャスターを継続しながら、「科学的なことをテレビでも分かりやすく的確に伝える研究」を実践していくそうだ。
「桝さんは言わずと知れた日テレの看板アナウンサーです。しかし、若者の“テレビ離れ”が進み、コロナ禍もあり、どこのテレビ局もスポンサーの減少傾向が止まりません。今後、制作側はますます低予算で視聴率を効率的に獲得するかを求められていくことになる。桝さんは東京大学大学院修了でしかも理系出身です。自分の将来を冷静に分析してテレビ業界の卒業を決断したのだと思います」(民放テレビ局関係者)
日テレで16年にわたり多くの番組に出演してきた桝の年収は1500万円ほど。フリーに転身すれば5倍以上の収入が見込めるだろうが、斜陽産業に身を置いて結果を出し続けるのは厳しい。
「それをズバリ言ったら局内でもあまりいい顔をされません。しかし、研究職という異業種への転職なら日テレの同僚や先輩も応援してくれるでしょうし、しかも桝さんは『バンキシャ』のキャスターを継続してくれるわけだから、局側も反対する理由がありません。妻子のある桝さんとしても生活の心配をせず好きな研究に没頭できるメリットがあります。いわばお互いにウィンウィンの関係を築いた上での退職です。さすが、桝さんはキレ者と言われただけはあります」(前出の民放テレビ局関係者)