斎藤工「CM出稿量1位」までの軌跡 イメケン俳優を脱し“とぼけキャラ”での再出発が奏功
「イケメンだけで主役を張り続けるのは難しい。今もイケメン俳優としての立ち位置でいるのは福山雅治と木村拓哉ぐらいでしょう」(芸能関係者)
イケメンも次なる一手、が必要になってくる。最近、朝ドラや深夜ドラマでの「怪優」ぶりが話題の徳重聡がそうだ。
「21世紀の石原裕次郎を探せ」のオーディションで優勝。第2の裕次郎誕生と騒がれたが、石原プロの内紛もあり「ポスト裕次郎」は幻に。昨年、大手プロに移籍。イケメン俳優の殻を破り新たなキャラで再出発。
斎藤もイケメン俳優にこだわることなく独特の雰囲気を見せていた。最近は俳優だけでなく監督業にも挑戦。一方でCMはとぼけた味で笑いのセンスを見せた。昨年のイベントで、吉本の養成所で学び、「R-1グランプリ」に覆面で出場していたことを明かした。密かに笑いを学んでいたのだ。
インディードのCMが芸人だったら、当たり前過ぎて話題にもならなかっただろう。斎藤の隠れた笑いのセンスを引き出した広告マンとの合体が成功した。斎藤がイケメン俳優のままだったら、今回のCM出稿量1位の快挙はなかったはずだ。