著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

猪木さん、元気ですかー!! 両国国技館での挑戦状、思い出すなあ

公開日: 更新日:

「元気ですかー!!」「1、2、3、ダーッ!!」──燃える闘魂アントニオ猪木さんの闘病、そしてリハビリのドキュメンタリーをテレビで拝見いたしました。

 熱狂的な猪木信者の方々にはおこがましいのですが、猪木さんの復活を祈って今回は猪木さんのことを述べます。

 まず初めに、アントニオ猪木を生で見たことがある人……1、2、3、ダー!!で手を挙げてください。

 生で猪木さんを目にしたことがある人にはもう全然ありきたり中のありきたりだけど、「な、何? このとてつもなくしゃくれたアゴ!?」と凝視してだれもが固まってしまうはずなのだ。

 例えば、プロ野球ヤクルトの内川選手のアゴが時折話題に上りますが、両人を間近で見た俺は断言いたします! 「内川選手のアゴは猪木さんに比べたら赤ん坊クラス!!」、そーです、生で目にしたことのない人は「恐竜図鑑」をめくりティラノザウルスをご覧ください。まさに同一と思うはずです!!

 以前、闘魂注入の猪木ビンタもありがたいことに受けさせていただきました。「バチーン!!」、その瞬間痛みを超えて頬から全身に黒く深い闇が広がっていきました(失神寸前)。周囲の音がすべて遮断された静寂が訪れるのです。その直後、闇の外側からジワ~ッと視界が戻ってきたのですが、それはまるで、それまで自分の中に沈殿していた欲や邪念がすべて浄化されたようなすがすがしい気持ちになれたのです。

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