新山千春“マッチングアプリ熱愛”で見えてきた「出会いはネットで」が当たり前になる日
つまり今や10組に1組は〈ネット系〉というわけで、20年に結婚した人の利用率だけを見ても、恋活・婚活サイトやアプリは44.7%、半数近くが利用していた。
中高年の恋愛事情にも詳しいライターの日々晴雨氏は「新型コロナ禍で出会いが減った分、中高年のマッチングアプリに対する抵抗感も薄くなってきていますね」と、こう続ける。
■マッチングアプリ婚は5組に1組に増える?
「一昨年ごろから、私の周囲でも40代で利用する人が急増しています。ただ、いざ結婚となると、一昔前なら〈合コンで出会った〉と言えずに〈友人の紹介で〉とごまかしたように、〈アプリで〉と明かすには、まだまだ気恥ずかしさの方が勝っている。大人になるほど隠したがるので、マッチングアプリ婚の実数は、もっと多い可能性もありますね。倍々で増えている今のペースなら、5組に1組になったとしても不思議じゃない」
ネット系には結婚詐欺や宗教の勧誘、営業目的なんてトラブルが“付き物”とされるが、それは実生活で出会ったとしても付きまとうリスクだ。きっかけは何でも、相手を見極める力があるかどうかに尽きる。
まあ、芸能人とネット上で知り合って結婚できる確率は天文学的数字だろうが……。