天野ひろゆきさん「これからという時にゴメンな」人生を変えたがん闘病中のマネージャーのひと言
天野ひろゆきさん(キャイ~ン/52歳)
今春から新たなレギュラー番組も始まり、活躍し続けている芸人、キャイ~ンの天野ひろゆきさん。その瞬間は、まだ売れる前のデビュー当時から担当してくれたマネジャーが闘病中の時期に、お見舞いに訪れた際に言われた一言。芸人とマネジャーの厳しくも温かい関係について語ってくれた。
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■寺田農似でやさしかった
事務所に入り、ウドちゃん(ウド鈴木)と組むことになって、最初についてくれたマネジャーが矢島さん。僕らの前はルー大柴さんの担当をされていて、役者の寺田農さんに似た感じのやさしい方でした。
1991年くらいに、他の事務所がまだ事務所ライブをやっていない時期から矢島さんはライブを任されて、舞台の小道具づくりから本番の音響、照明を一人でやってましたよ。
当時はずんも別々のコンビで、僕やアニマル梯団とか8組くらい。それが浅井企画のダイナマイトショーという今も続くライブの1回目。矢島さんがそのライブの礎を築いたんです。
矢島さんは、20代前半の僕らから20歳くらい上だから、かなり年上なのに、まだぺーぺーの僕は生意気なことを言って困らせてました。
「前説の仕事はあまりやりたくない」「大学出て事務所に入ったんだから給料もらえないと困る」とか、今思えばワガママばかり(笑)。