永野芽郁「ユニコーンに乗って」が最終回に向かって善戦できるワケ

公開日: 更新日:

 放送開始後のネット上には〈映画「マイ・インターン」みたい〉〈スタートアップ企業にしてはユルすぎ〉〈ヒロインにイライラする〉など設定に対して厳しい意見もあったが、〈西島さんがキュートで目が離せない〉〈暗い画面のドラマが多い中で、明るくきれいな画面がホッとする〉なんて支持派も多い。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「ビジネスの描写に関してツッコみたい人がいるのは分かりますが、そこはあまり重要ではないかも」と、こう続ける。

「地上波ドラマを楽しむ層には雰囲気で流せるし、いろんな見方があっていい。キャラ同士の心の機微がきちんと描けていければ、デジタル社会に戸惑う世代にも届くと思います。その世代の代弁者として西島さんがキュートにかっこよく演じているのがキモですね」

 第4話の“いかにも”な投資家が思った通りに永野にセクハラして、西島が助ける。それも直接“成敗”せず、永野がセクハラ投資家にパンチするのを阻止するという大人の対応だった。

「番組HPには〈全ての人を応援するドリームキュン♡〉とありますが、無理やり〈〇〇キュン〉とうたわなくても、視聴者はキュンとしますよ」(亀井徳明氏)

 おじさん視聴者にとっては、若い世代との距離感のつかみ方のヒントにもなりそうだ。ただし、“イケおじ”に限る?

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上智大は合格者の最大40%も…2021年から急増した「補欠合格」の現状

  2. 2

    慶応幼稚舎の願書備考欄に「親族が出身者」と書くメリットは? 縁故入学が横行していた過去の例

  3. 3

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  4. 4

    赤西仁と田口淳之介が始動…解散した「KAT-TUN」元メンバーたちのその後

  5. 5

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  1. 6

    人間の脳内のマイクロプラスチック量は「使い捨てスプーン」サイズ…8年前より1.5倍に増えていた

  2. 7

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  3. 8

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  4. 9

    トランプ大統領が大慌て…米国債の「金利急上昇」は何が大問題だったのか?

  5. 10

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”