ジャニーズ帝国崩壊が現実味を帯びてきた…40年前の問題提起がトドメとなるか?
ジャニーズ側は私の一件で、出版社を抑え込むやり方に自信を持ったのだろう。それから20年近く経って、週刊文春がジャニー喜多川の「性的加害」を報じるまで、SMAPやTOKIO、KinKi Kidsの前にメディアは沈黙を続けた。
SMAP解散、嵐の活動休止に続き、今回の激震で、ジャニーズ帝国に大きな亀裂が走った。年末か来春、英国のテレビ局がジャニー喜多川の「性加害問題」を取り上げるという情報が流れている。もしそうなれば凋落(ちょうらく)の速度は今以上に早まり、歯止めがかからなくなるだろう。(文中敬称略)
(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)