アサヒ「マルエフ」CM降板で広がる"ガッキーロス" バトンタッチした芳根京子との違いは?
唯一無二だった新垣の「お疲れナマ」
新垣に代わり芳根と松下の2人が新キャラクターを務めることになったマルエフは、ビール・発泡酒の現状をオンタイムでリポートしている「価格.com」の“人気売れ筋ランキング”によれば、新CMがスタートした2月13~19日の調査以来、徐々にランクは上げているものの、全体では30位台にとどまっている。すべてが芳根と松下のせいではないが、新垣の抜けた穴をしっかり充填している状況とはいえないだろう。
「今回のマルエフの新CMは中高年男性層はもちろん、新垣ががっちりハートを掴んだアルコール初心者である女性や若年層を手放したくない意図は見え隠れしますが、空回りしている感は拭えませんね。16年のNHK朝ドラ『べっぴんさん』のヒロイン芳根と、19年の『スカーレット』での好演が高く評価された松下という絶妙な組み合わせでも、新垣が残した大きな功績には太刀打ちできないということでしょう。新垣の好感度の高さが再認識される結果になりました」(広告代理店関係者)
芳根も「お疲れナマです」と囁くように語りかけているが、新垣の「お疲れナマです」のセリフは唯一無二だったということか。
新垣レベルの包容力を求めるには、25歳の芳根にはまだ少々若過ぎたのかもしれない。