「昔、お世話になったからなあ」って会うたびに感謝されるから恐縮しちゃう

公開日: 更新日:

北野武の巻

 ビートたけしさんはとってもシャイな方。

「たーけちゃん」って楽屋のドアをコンコンすると、「お? 研さん」て、アタシと目を合わせないでうつむきながらブツブツしゃべってるの。シャイで寂しがり屋だから、周りには気の置けない人が必ず付いている。ガダルカナル・タカちゃんとかね。

 たけちゃんてすごく勉強されているし、大変な努力家。そしていつまでも謙虚なの。たけちゃんとはアタシのコンサートの前座をやってもらったことがきっかけで出会いました。その前座の舞台があまりにも面白くて、何度もお願いして来ていただいたことを覚えています。

 で、そのことをたけちゃんも覚えていて、「ナオコさんには、昔、お世話になったからなあ」って会うたびに感謝されるの。だから「そんなこと言わないでよ?」って、逆に恐縮しちゃう。だって面白くて何度も来てもらったのはこっちなんだから。

 世界の北野武にそんなふうに思わせてしまって申し訳ないなあって思いますよ。でも、たけちゃんて、そういう人なのよ。舞台が面白いだけじゃない。タップダンスだってうまいでしょ。これだって努力のたまものですよ。それで前座の舞台を見たとき、この人は絶対売れると思いましたね。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」