「罠の戦争」健闘するも…フジ冬ドラマ不振がキムタク「教場0」の“おぜん立て”という皮肉
「あの」とは、4月10日スタートの木村拓哉(50)主演「風間公親―教場0―」のこと。2020年と21年の正月に2夜連続の特番で放送され、高視聴率・高評価を得た「教場」の“エピソード0”を描く連ドラ版だ。
「黄金期の“月9”最多主演で高視聴率を連発し、50代になった今も注目を集めるスーパースターの木村さん。一定数いる“アンチ”からの評判も良かった『教場』の連ドラ版の注目度は高い。フジテレビが《開局65周年特別企画》として最上級にチカラを入れているのも分かります」
そう語るのはテレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「そう思うと、フジテレビの冬ドラマの不振さえ、『風間公親』への“おぜん立て”に感じられる」と、こう続ける。
「直前の月9『女神の教室』は教官と生徒の描き方からして『教場』を“法曹界”に置き替えたような印象があり、早々に次クールの『風間公親』が発表されていたことから、ネット上では《教場の前座か?》なんて失礼な書き込みも少なからず見受けられました。水10の『スタンドUP』、木10の『忍者に結婚は難しい』の不振も、『風間公親』を際立たせるアシスト役になってしまうのかなと……元SMAPである草彅さんの『罠の戦争』がもっと盛り上がっていたら、プレッシャーも増していたでしょうけど」
放送開始前の4月5日と6日には「教場Ⅱ」がGP帯で合計約5時間、再放送される。期待のドラマへの“おぜん立て”に、世間はどんな反応を示すのか?