(3)「愛の不時着」北朝鮮ピョンヤン駅はモンゴルで撮影 意外と多い韓流ドラマの海外ロケ
第4次韓流ブームにおいても、時代劇を除けばソウル首都圏が主なロケ地になっている。もちろん地方都市を舞台にする作品もあるが、大半はソウル首都圏と捉えてもいいだろう。その範囲はソウル特別市、仁川広域市全域と京畿道31市郡を含む地域である。
さて日本において第4次ブームが定着したのは、2019年に放送された「愛の不時着」だろう。この作品はNetflixにおいて世界190カ国で配信され、日本でも20年2月23日から配信された世界的なヒットをしたドラマとして知られる。
主演はヒョンビン、ソン・イェジン、このドラマの出演を経て、ふたりは実生活でも結婚し、話題を呼んだ。パラグライダーで北朝鮮に着陸してしまった財閥令嬢、ユン・セリと北朝鮮軍の兵士、リ・ジョンヒョクのラブロマンスだった。
ただ、海外ロケを実施しているシーンも幾つかあり、印象的なのはスイスだが、まずオープニング映像でセリとジョンヒョクがすれ違うシーンは、チューリヒのリンデンホフの丘だ。他にユングフラウにあるフィルストのつり橋、イゼルトバルトにあるブリエンツ湖などが印象に残るロケ地だ。