「おすぎとピーコ」の騒動は他人事じゃない…芸能人を脅かす“老後問題”の深刻
■増える行方不明、孤独死
芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。
「行方がわからなくなったり、孤独死していたというケースは芸能界でも耳にすることが増えています。おすぎさんは福岡に住まわれていた際、『テレビ出てるわよね』と声をかけていただき、お酒の席をご一緒させていただいたこともあります。かなりイケる口で、おいしいものを食べ、『こっちの生活が楽しい』と笑みを浮かべていた。認知症の兆候がみられるようになり、横浜のピーコさんと同居されると聞いていましたが、その後の近況に驚き、悲しい気持ちになります」
ひとり暮らしは立ち行かなくなり、ピーコは施設への入所待ちだったという見方も。とはいえ、年齢を重ね、引退しても、年金で悠々自適の老後なんて、望むべくもないのが日本の現代社会。芸能人の場合、国民年金が多いうえ、その国民年金も払っていなかったりするという。
「すごく売れている人、福利厚生のしっかりした大手芸能プロ所属であれば別でしょうけど、何がしかの収入を得なければ生活が立ち行かなくなる。蓄えもなく、お金で困っている人はそこここにいらっしゃると思います」(城下氏)